北広場総合交通中枢の主体部分が2011年前半に使用開始

     北広場総合交通中枢の工事がペースを上げて進んでいる

 無錫駅北広場総合交通中枢の主要部分が2011年前半に使用が開始されることになり、タクシー乗り場や駐車場、西路線バス停、新しい長距離バスターミナルがオープンを待つ。
 この交通中枢は立体構造の建物で、電車・地下鉄・路線バス・長距離バス・タクシーなど様々な交通が一つに集まった総合体である。2010年7月にごく一部が使用を開始したものの、大部分はいまだ建設中である。
 高速鉄道駅の北側にある新しい長距離バスターミナルはすでに3分の1が出来上がっており、春節前には主体部分の建設が完了する見込みだ。大型バス364台が駐車できるということで、今後 利用者は高速鉄道駅を出てから数分歩くだけでこのバスターミナルから長距離バスに乗ることができるようになる。
 総合交通中枢の完成後はショッピングやレジャーの機能も加わる。高速鉄道駅ターミナル北東には沈下型広場が建設中で、今後は利用者がレジャー空間を楽しめるようになる。
 現在、利用者は高速鉄道駅を出てからタクシー待ちの長い列に並ばなければならず、路線バスはカバー範囲が十分ではないため、非常に乗り換えが不便である。2011年前半には交通中枢工事の大部分が完成し、タクシー・路線バス・長距離バスに乗り換えるのもずっと便利になる。
 完成後は、駅を出てから西に向かって3分ほど歩けば新しいタクシー乗り場に着き、10台以上が待機しているため長い列を作らずにすむようになる。北に向かえば路線バス東バス停と西バス停があり、路線も今の10本から20本前後に増便されるという。
 高速鉄道を降りてから長距離バスに乗りたい場合は、地下道を5分ほど歩いて北側の新しい長距離バスターミナルに向かう。2階から空中歩道を使って行くこともできる。
 新しい長距離バスターミナルのとても便利な点は、2階の出発口に専用の出発ランプが設置されていることで、これを利用して長距離バスは出発時に回り道をすることなく直接通江大道を通って高速道路に入ることができるのである。

(2011年1月3日 中国無錫門戸ネット 日本語訳:白瑞雲)