タクシーに7.5キロの金貨を置き忘れ 無錫警察が1時間後に取り戻す

 無錫市公安局の情報では、25日午後5時、ある市民が無錫に110番通報した。その内容は価値にして300万元余りの金貨の包みをタクシーに置き忘れてきたというものだ。この通報者の情報に基づいて無錫警察が動いた結果、純度99.99%、重量7718.44グラムの金貨は1時間以内にそっくりそのまま持ち主のもとに返され、持ち主からは大きな賞賛の声が上がった。
 金貨の持ち主は25日午後、パンダ記念金貨の入ったバッグを持ちタクシーに乗り顧客に届けようとしていた。金貨を入れた包みをタクシーのトランクに入れ、降りるときにとりだすのを忘れていたのだ。持ち主は通報した時ひどくあわてており、金貨のレシートもないし、乗ったタクシーのナンバーも覚えてないと語ったという。
 無錫公安局110番はこの通報を受けてからすぐ、公共交通公安分局に遺失物を探すよう指示を出し、タクシー情報管理システムを一つひとつチェックして1時間以内に持ち主が乗ったタクシーを特定し、忘れた金貨を見つけたのである。
 25日の夕方、持ち主は無錫市公安局公共交通分局乗客管理課の副課長 安建芳氏の手から金貨を受け取って、非常に感激しており感謝することしきりであった。
                     
(2011/01/27  網易新聞  日本語訳:白瑞雲)