無錫で化学工場爆発、現場は猛毒が充満
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2月23日午後2時ごろ、無錫市新区後宅街道の全立化工有限公司所属の化学工場で爆発が起き、現場には濃い煙が充満した。今のところ、死者が出たという報告はない。
ある人は、「火災発生と同時に、工場から何度も爆発音がし、周辺の住宅が停電した」と述べた。また、目撃者の話によると、「現場の2か所から前後して火災が起きた。最初に火災が起きたのは、工場内だった。当時、熔接作業中だった熔接工が、不注意で飛ばした火花が工場内に置いてあった化学原料に引火した後、火は工場から運河に通じる汚水排出口にまで延焼した後、別の場所で火災が起きた。最初の火は、消防車がすぐに消し止めたが、2番目の火は運河に沿って燃え広がり、小さな橋を燃やした」とのこと。
調査によると、爆発が起きた工場は化粧品を製造しており、火がついた物質は化粧品の原料であるシリコンオイルとのこと。事故発生後、現場では有毒ガスが発生したため、周辺住民は皆、濡れたタオルで口や鼻を押さえていた。
無錫市の消防や安全監督部門などが、事故発生後ただちに現場に急行し、大気中の有害物質を調べた。事故の詳しい原因は今、調査中。
(2011年2月26日 中国新聞網 日本語訳:YOKO)